フットケア指導士の資格内容と取得条件

透析室に勤務 患者さんとケア提供者のフットケアに関する知識や技術のの向上を目指し、リーダー的に生活指導業務を行うために、優れた知識と技術を有する医療・福祉職者を、日本フットケア学会が認定した資格です。

具体的には、一般的な足の清潔ケア、保湿や洗浄、靴選び、患者さんの症状やリスクに応じた生活指導を行います。フットケア指導士の業務の中で行える業務範囲は、資格取得者が持つ国家資格(看護師、理学療法士など)の範囲に準じます。

フットケア指導士の資格を取得するためには、以下の①~⑤の項目を全て満たしたうえで、認定試験に合格する必要があります。

①医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、義肢装具士、臨床工学士、介護福祉士など、いずれかの国家資格を有していること、②これらの資格取得後に3年以上の実務経験を積んでいること、③フットケアの実務経験があること、④フットケア指導士認定セミナーを受講していること、⑤日本フットケア学会の学会員であること。

下肢切断のリスクが高い透析患者を救いたい:資格を取得した看護師の声

透析室に勤務 透析室に勤務する看護師として、下肢病変を抱え、ケアの甲斐なく下肢切断を余儀なくされる多くの患者さんを見てきました。糖尿病の患者さんのフットケアが注目されていますが、下肢切断のリスクは透析を受けている患者さんの方が高いのが現状なのです。

そのようななかで、下肢病変の早期発見や、日常生活において患者さんの意識を足に向けることの重要性を強く感じるようになり、フットケア指導士の資格取得を目指すようになりました。

セミナーでは、フットケアの基本(解剖など)、専門(アセスメント・検査・ケア)などを学び、セミナー受講から2年以内に試験に合格しなければなりません。セミナーの参加はテキスト代や交通費などがかかりましたが、勤務先の病院の研修支援制度を活用したので自己負担はありませんでした。

資格を取得した後は、透析室でフットケアチームが行っていた従来の業務やチェックリストの見直しを行いました。また、同じ系列の訪問リハビリ看護ステーションのスタッフから下肢病変を持つ患者さんの相談を受けたりもしています。

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